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我が家の絶対王政

日々の出来事
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実家のエアコン

1本の電話が鳴った

兄からだ

内容は母の部屋のエアコンのタイマーのランプが点滅しているからコンセントを抜くか、リセットするか、何かしらの対応をするようにとのことだ

父が亡くなって、母がグループホームに入ってからの5年間、母の部屋のエアコンをつけたことがなかった。

着物の風通しや整理をするのに夏場は暑過ぎて避けていたけど、エアコンが使えるなら使えた方が都合がいい

そう思い、ホームセンターでエアコンの洗浄スプレーを買い、フィルターも外して掃除したのだった。

リモコンの電池も入れ替えると、問題なくエアコンは起動して、ホッとしていたのだった。

しばらくオンにして着物の整理などを済ませて、電源をオフにしてランプも確認して部屋を出た

それなのに何故?

知らない間にボタンを押してしまったのか?

てんめつしてしまっては仕方がない。様子を見に行くか…。

そのやり取りの一部始終を見ていた末っ子が、「おっちゃんにコンセント抜いてもらえばいいのに…。」と一言

そうなんだよねー

普通ならその家に住んでいる兄に頼めばわたしは夜勤を終えて、家でくつろいでいる時にわざわざ車を30分も走らせて実家まで行かなくてもいい

その一言が言えないのよ

絶対王政

昔々、わたしがまだ小学生低学年の頃まで父方の祖父母と同居していた。

孫にはとっても優しい祖父だったけど、家の中では一番の権力者。

そんな祖父に目の中に入れても痛くないくらいに、いや…、コンタクトのように目の中に入れられて育ってきた初孫の兄。

もちろん、兄の意見は絶対で小学生の頃なんてシンデレラのようにこき使われていた

お菓子持ってきて!

ジュース!

コレ、さげといて!

姪っ子(私の娘)にはとっても優しい叔父様だし、末っ子に指摘されるまで気付かなかった

娘たちには叔父上にゲームを買ってもらったり、車を借りたり、ご飯に連れていってもらったりとよくしてくれるし、私自身「〇〇貸して」などの頼み事はあっても、「〇〇しといて」と兄を動かすことはしていない!

そう、そうなのだ!

子どもの頃に刷り込まれた習慣ってそうそうなくなるもんじゃないよね

結局、30分車を走らせエアコンのコンセントを抜きに行くんだよね

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