リトルマーメイド実写版賛否両論!?〜ひとつだけ言えること〜
以前から話題になっている、2023年6月9日から公開の「リトルマーメイド」実写版を観てきました!
公開前からそのキャスティングで話題になっていましたね〜。
その評価はまさに賛否両論!
では、実際に観た感想を先に言っちゃいます。
感想
驚くほどの映像の美しさ!人魚の動き!
自分も人魚になったかのように錯覚してしまうほどの臨場感!
そこに海があれば飛び込んでしましそうです!
この臨場感溢れる迫力は映画館でしか味わえないので、迷っているならぜひ映画館に足を運んでスクリーンで体感してください!
アリエル役のハリー・ベイリー
今回のリトルマーメイド実写版、主人公のアリエルが黒人でオマケにドレッドヘアー。初めて予告編を見た時は衝撃を受けませんでしたか?
その話題になっているアリエル役のハリー・ベイリーはというと、姉のクロエ(24)とのポップR&Bデュオの歌手なんですね〜!
2019年にグラミー賞の授賞式で姉のクロエと共に「恋人は何処に」を披露したことで『リトルマーメイド』の監督ロブ・マーシャルの目に留まり、その天使のような歌声から大抜擢されました。
人魚であり、10代の少女であるアリエルを演じるには、強さ、情熱、勇気、そしてある種の素朴さや無邪気さを兼ね備えておく必要があったんです。
監督には彼女の歌声がまさにソレだったんですね!
もうひとつは、このリトルマーメイドのテーマのつでもある「自分を信じ、心のままに新しい世界へ飛び出すアリエルの姿」=「一歩を踏み出す勇気を与える」今まで白人のイメージだったプリンセスにアフリカ系の彼女が挑む、監督にしてみればまさに彼女がアリエルそのものだったのではないでしょうか?
アンダーザシー
冒頭で歌われる「アンダーザシー」この歌では安全な海 ✕ 地上では捕まって食べられちゃう(敵の存在)、自然の美しさ ✕ 造形美の対比をリズミカルに楽しい音楽に乗せて歌われていて、現代のプラスチックゴミの事なんか思い出し、胸が痛くなります(>_<)
人間が作った沈没船がサンゴを破壊していると、海の生物達は怒っていましたよね〜。
自然、海の生物 VS 造形物、人間
それをカーニバルのように海の世界を魅力的に素晴らしく表現されています!
そして、このシーンでは1フレームに500体以上の生物達が同時に登場するシーンがあるので、お見逃しなく!
種を超えた愛
トリトン王は人間は母を殺した悪者と嫌っています。
けれど母(奥さん)の仇は人間かもしれないけれど、人間全てが悪ではないんです。
国と国の争い事も全員が悪では無いですよね。
その中のほんの一部の行いによって全てが悪になってしまう。=偏見
アリエルはそのことをトリトン王に理解して欲しかったんです。
アリエルは自由をくれないトリトン王に嫌気がさしていたけれど、アースラに鉾を奪われた時、命をかけてアリエルの事を守ります。
ここでアリエルは親の愛に気付きます。
一方、エリック王子も城に留まらず、航海に出てばっかり、彼もまた地上に憧れるアリエルと同様に何かを探しているんです。
それは何なのか???
そして、そのエリック王子もアリエルの宝物を集めた海底の洞窟と同じような宝物を集めた書斎があるんです。
誰もが自分だけの素晴らしい世界を持っているんですね(≧∀≦)
声を奪われ、話すことが出来なくても惹かれ合う2人。言葉なしで通じる想い。
あれだけ反対していたのにアリエルを許し2人を祝福するトリトンの無償の愛
大きな垣根を越えたことで海と陸が近づくんですね〜。最後のアリエルとエリック王子の2人がボートを漕ぎ出すシーンでは、様々なたくさんの人魚達も顔を出し祝福しています。
そして、冒頭でアリエルが言っていた言葉。
人魚は泣かない。
このラストのシーンでアリエルもトリトンも涙を流しています。
それは何を意味してるのでしょう?
まさに賛否両論!
感じ方は人それぞれだと思うんです。
やっぱりアリエルが黒人なのは違和感があると思う人もいると思います。
私もそうでした。
違和感があってモヤモヤしたものが残っていました。
一方で「私みたい!」と大喜びの子ども達もいます。そのもう一方では理想と違うアリエルにガッカリする子ども達もいるのも事実です。
人種的な問題?難しいことはよくないですか?それこそ偏見だと思うんです(>_<)
けれど、それはそれでいいと思います。個人が観て感じたことなのだから。
ただ、本当に映像は綺麗でした。
「リトルマーメイド」という原作が存在しないと思って見てください。
あの映像を大画面のスクリーンで観るだけでもその価値はあります(*^^*)