GWは藤の花の見頃
宍粟市大歳神社の千年藤を見にやって来ました!
大歳神社【ださいじんじゃ】って読むんだって。
この藤棚、1本の藤の木からできているんです!
天徳四年(960年)にこの大歳神社に持ち込まれてからグングンと成長し、千年以上も花をつけ続け、兵庫県の指定文化財(天然記念物)に指定されてます!
真ん中の親木は何本かがまとまって1本の大きな幹となっています。幹回りはなんと3.8m!
その姿は全てを受け入れてくれ、包み込んでくれるかのように1mを超える美しい花房を頭上から垂れ下げてくれています。
風に揺れると香りがフワ〜っと漂って五感を刺激してくれます❀.(*´ω`*)❀.
かおり風景100選にも選ばれているのだとか…納得です。
昔は花房が1.8mもあったらしい(。・о・。)
あまりに長くてちぎられたりしたので、支柱の高さを上げて藤棚の幅も広げたそうです。
それに伴い花も増えたので花の房が全体的に少し短くなったそうです。(地元で藤の花を見守り続けるアイス屋さんのおじさん談)
そして…、境内一面に広がる藤棚の面積はなんと約500㎡!
いつまでも元気でいて欲しいので定期的に樹木のお医者さんに見てもらっているそうです。
藤の周りの地面は簀子のような床が敷かれているのですが、それは沢山の人が花見に訪れるので根っこが傷まないように守っているのだとか。
そして、花が終わると来年も綺麗に花を咲かせれるように全ての花を切り取るのだそうです。
これがまた大仕事!これだけの花があると大変ですね。。。
こうやって地元の皆さんに守られて長い間美しい花を咲かせ続けることが出来ているんですね!
千年前の日本ってどんな時代?
天徳四年。平安時代中期。
その頃の有名人は藤原道長……。その娘、彰子(一条天皇の女御)、あの「源氏物語」で有名な紫式部が家庭教師をしていた娘さんです(*^^*)
藤原道長も有名人ですが、家庭教師の紫式部の書いた「源氏物語」の方が有名ですね(^▽^;)
その紫式部が「源氏物語」を書いていた頃からこの藤は咲いていたんですね〜!
そう思うとこの千年藤、また違って見えませんか?
あらあら?ふと横を見ると、亀がいた!(o´罒`o)
この亀座の後ろに生えている藤の幹、実は親木の根っこから新たに出てきた芽が育ったものらしいです。素晴らしい生命力。
放っておいたらあちこちから芽が出るので垣根をコンクリートで固めてしまったそうです^^;
これからも末永く美しい花を咲かせ私たちの心を和ませ続けてくれる事を願います(*´˘`*)♡
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