最近、どんな子育てをしてきたか聞かれることがちょくちょくあります。
娘達は特に優秀なわけではないですが、おそらく物事の捉え方や他人に対しての振る舞いを見てのことだと思います。
絶対的な親の愛
きっとそれは、絶対的に愛されているとわかっているから「根拠の無い自信」が持てているのでしょう。
自信があるので人を嫉まない
人と比較して勝ってると天狗になったり劣ってると卑下したりしない。
自分は唯一無二の存在だから
ゆとりの横並びを推奨しているのでは決してなくて
目標はやるなら1番。
出来ないところは個性(*ˊᵕˋ*)←ユルい
子どもは親のモノではない
子どもにだって人格はあります。親のモノではなくて1人の人として親が先ず子どもを認めてやることが1番大切なんです。
小さい頃って何かを任された時、自分が頼られている気がして嬉しくなかったですか?
「初めてのおつかい」がそうですよね〜
ドキドキするし不安だし、でも、帰って来た時にはひと回り成長していますよね♬
なので無理のない範囲で任せていました。
ここで大切なのが子どものやっている事なのでアラがあります。
そのアラは指摘しない!
例えば、お風呂掃除を頼んだとします。
もちろん子どもはきちんと洗ったつもりでできた!と言ってくるでしょう
けれど、初めからきちんと完璧に出来る子なんてそういません。
洗い忘れがあったり、浴槽の端っこがぬめりが残っていたり。
その事は指摘せずに
その時言う事は……
「ありがとう!ピカピカにしてくれたね〜。綺麗になったわ〜!助かったぁ」
大袈裟なくらい喜んで褒めてね(*´˘`*)
そして、次にまたお風呂掃除を頼む時に「この角っ子あたりがヌルヌルするからよく擦ってね。」とか「ココが良く汚れてるんだ〜。気をつけて洗ってね。」と一言添えるだけでいいんです(❁´ω`❁)
頑張ってやった仕事を粗探しされるのは大人でもイヤですよね〜。
一度任せたら口出ししない!
もう少し大きくなってサボる事を覚えたら「おいおい!ちょっと待て〜、ここもちゃんと掃除してよ〜」と頭ごなしに怒るのではなく任せてるんだから最後までちゃんとやってよ的な注意で十分伝わります
もしも、その時やらなくても子どもは賢いのでちゃんと覚えています。次の機会かスイッチが入った時にちゃんとできます。
コレも親が自分の子どもはちゃんとできると信じていると子どもは応えようとします。
本当に子どもって純粋で愛おしいです。
社会に出て分かる違い
そうやって信用して頼って任せると責任感も持てるようになり、自分は役に立てていると自己肯定感ももてます。
「根拠の無い自信」もあるので人の悪いところを攻めること無く、その人の個性と捉えどうやって接していけば上手く付き合って行けるかを考えるようになり、学校や職場でのストレスも軽減されます(*ˊᵕˋ*)
不意に仕事を頼まれても家で愚痴のひとつは言うけれど、なんだかんだきちんとこなせてるようです。
「わがまま」と「我慢」
愛情を注ぐのとわがままを聞くのは別。
裕福ではなかったこともあり普段は子どもに物を買うことはなかったです。
お菓子もオマケの付いた物は買ったことなかったです
理由は、そういうおもちゃってその時だけで後で使い道がないから。
ただ、絶対ダメなわけではなくておじいちゃんやおばあちゃんが買ってくれる時は甘えて買ってもらっていました。
おじいちゃん、おばあちゃんは特別な存在だから
普段はダメでも抜け道は残してね( •ω- )☆
初めての子育ては不安でいっぱい
子どもを認めて信じてとは言うものの、長女が他の子ども達と違うことに小学生の低学年までは悩みました。
「ぽわん」としてるし、のんびりさんだし、先生の言うこともわかってないような状態。
この前知った事実は時間割のシステムがわかってなかったのでとりあえず全部教科書を入れていたらしい…
(1年生の初めの頃は一緒に準備してたのになぁ…)ここは娘を過信していたみたいです(^◇^;)
ある日学校でゲームパークという小学校の文化祭的な行事があったんです。
それは各クラス各班に別れて「輪投げ」とか「ボールの的当て」みたいなみんながやってきて楽しめるお店を出すんです。
その日は学校公開日となっていて保護者も参加OKで一緒になって色んな教室を回ることができるんです。
長女が2年生の時に学校へ行くと、みんなはお友達とあちこち回っているのにうちの娘は1人で回っていたんです。
それを見た時は心配しました。
「お友達の輪に入れてないのではないか?」
「除け者にされているのではないか?」
心配でしたが、娘に声をかけると飄々と「何組の〇〇ちゃんのところに行ってくる〜。」
と平気な感じだったのでそっと見守ることにしました。
後で家に帰ってからみんなはお友達と回っていたのに何で1人で回ってたの?って聞いてみました。
お店の当番と回るグループで別れた時にどうやら何を決めているか分からずボーとしていたら仲良くしているお友達とグループが別れてしまったとのことでした。
こちらの心配はよそに本人は
でもね、どこに行っても友達が当番してるから回るの楽しかった!って
あ〜。なるほど。
パッと見は1人でいたので心配だったけど、さすがポジティブシンキング!
それでもやはりしばらくは心配でした(^^;
全てが吹っ切れた出来事
3年生の時、授業参観の帰りに図工室へ子ども達の作品展を見に行った時のこと、絵を描いた板に釘を打ち付けて作ったパチンコボードを展示していました。
女の子はキャラクターを上手に真似てピンクや水色、淡い黄色などを使ってきれいなパステル調に仕上げている中、
我が子のはどーれだ???
一つ一つ見て回りました。
まさか!?
我が子の名前が書かれてあった作品は深緑のジャングルの真ん中にトラが鹿を咥え、鹿は白目をむいて血を流しているではありませんか!(꒪д꒪II
その横にはコブラが……(꒪⌓꒪)
忘れもしません。一瞬呆然とし、その後声を出して笑ってしまいました。
自分の親として子どもに持っている理想、こうあって欲しいという勝手な希望。
全て吹っ切れました(笑)
人と比べてはダメだ
この子の感性を伸ばそう。。。と
この事がきっかけで親の理想の型に子どもをはめ込んではいけないな…と思い、迷いや悩みがなくなり本当の意味で娘の事を全て受け入れ認めることができました(≧∇≦)b
そんな娘は今…
この独特な感性を受け入れて伸ばした結果、その感性は音楽の方面でいい具合に発揮されてピアノコンクールで賞を取るまで成長しました。
自分で努力して練習した結果が形になって現れ自信になって中学校でも伸び悩んでいた成績が遅ればせながら高校、大学で開花して無事に社会人になることが出来ました\(^o^)/
幼い頃から持てている自己肯定感、根拠の無い自信、そして自分は愛されているという安心感はこれからの人生の助けになると信じています。
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