PR

夜勤明け/加工場から抜けた“休市の朝”がくれた静けさ

日々の出来事
スポンサーリンク
スポンサーリンク

セリのない日

今日は休市

いつもならいろんな魚を乗せたトラックが渋滞して、フォークリフトが走り回り、活気付いているセリ場も、今日は静かで、風だけが流れている

市場のセリがない日って、少し物足りないはずなのに、私はこの感じが好き

人も機械も、少しだけ肩の力が抜けている

音が少ない朝は、世界がすこしだけ広く感じる

休市の日は加工場から抜けて伝票を打ち込む作業がある

ただの事務作業なんだけど、これが私にとっては「ひとりになれる時間」

ガシャガシャした空気から離れて、呼吸が戻ってくる

君はまた、今日もガチャガチャと大きな音を立てていたね

物に当たる音は、工場の冷たい空気をさらに硬くする

私はその音を聞いた瞬間、背中のあたりがぎゅっと固くなる。言葉じゃなくて、体が反応する

ただ、しんどかった

ガシャコン、ガシャコン…

いつもと同じ音なのに、今日は身体に重く響いた

君が道具を強く置く音が広がった瞬間、胸の奥がぎゅっと小さくなった

怒りでもなくて、悲しみでもなくて、
ただ「やりきれない」という気持ちだけが残った

君は何に怯えているの?

加工場の音から離れて、伝票を打ち込むために事務所に上がってきた

君の文句は、空気を重たくする
あれにずっと当たり続けるのは、心が薄く削れていく感じがする

今はただ、一人でパソコンと向き合っている

それだけで、少しだけ、生き返る

OPPテープ

今日、頼んでいたOPPテープが届いた。

いつもとちょっとだけ違うテープ。

今回は「モノタロウ」で頼んだから

そういえば思い出した。

アスクル、サイバー攻撃があって通信障害で止まってたんだよね。

「いつも普通に届くこと」って、当たり前じゃないんだな…

小さな違い、小さな静けさ、

それだけで、今日は少しやさしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました