お家に帰りたい!
小学校の低学年くらいまで、親元を離れて祖父母や親戚の家に泊まると夜になるとお母さんが恋しくなって毎回のように「お家に帰りたい」とシクシク泣いていた。
昼間は従姉妹達と遊んだり楽しく過ごす。
夕飯くらいからお風呂に入るくらいにかけて、空気が変わる。
なんて表現すると伝わるのか、自分の空間ではないアウェイな感じ。と言えばいいのか…、みんなの優しさが余計に母を恋しく思わせるのだった。
泣いちゃだめだ!と思っていても、みんなの笑い声が遠くに聞こえる。自分と違う空間にみんながいる。自分の居場所が欲しい。
いや、従姉妹や祖父母、叔父、叔母達みんな優しくて大層よくしてくれていたと思う。
だけど、それとは裏腹に母が恋しくて涙が溢れてくるのだった。
自分から「1人で泊まる!」と豪語しておいて毎度夜になると心細くなる。今思うと、なんとも自分勝手な。。。笑
あれから40年以上経った今、なぜかその時と同じ感覚が押し寄せてくる。
「お家に帰りたい」
あの頃と違うのは母が恋しいと言うのとは違う感情だということ。
それでも泣きたくなるほど(いい歳なので流石に涙は流さないが…)お家に帰りたくなる。
いや、もしかしたら同じ感情なのか?
最近、仕事中に特に押し寄せてくる。夜勤の仕事のせい?夜になると月の引力に影響して、女性は特に心ご乱れちゃうって言うもんね。そのせいで物思いに耽ってしまうのか?
えっ?もしかしてコレも更年期?
はて???更年期障害にこんな症状あったっけ?なぁんて、考えてみる。
考えて調べたところでこの感覚は消えてなくなるわけではなく、相変わらず自分の居る空間ではない空気感がして、ソワソワして、お家に帰りたい気持ちに変わりはない。
我が子達は保育園の頃からお友達のお家や祖父母の家に平気で泊まっていた。
周りの友達や従姉妹達も平気だった。
一体この感情はどこからやってくるものなんだろう?
答えの出ないまま、お家を恋しく思い、気付けば娘の運転手をしている私がいる。。。笑
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