初めてのことをやってみる
今までならお金がかかるから…と常に頭の中で数字が動き、お金がかかることは極力避けてきた。
もちろん、自分の収入を考えると正しい選択だと思っているのだけれど、最近、思うことがある。
今までと同じ選択をしていると、未来は変わらない。
新しいことを始めることは不安もある。
でも、だからといって何もしなければずっと今のままだろうなと思う。
夜中に働いて、支払いに追われて、そんな生活の中でも自分なりに楽しみ方を見つけて毎日充実した幸せな日々を送っていると思っている。
幸せな生活だけど、理想の生活かと問われるとそれは違う。
もっともっとやりたいこともある。
だから、初めてのことにチャレンジしてみようと思います。
もう既に3つの「初めて」を計画中で、一つは体験予約を済ませた。新しいことを始めたり、いつもと違う場所に行くと新しい出会いがある。その出会いが人生を豊かにするんだと思う。
そういった人生を豊かにする「素」にはお金を使っていい。それは無駄遣いにはならない。
子育て
今朝、嫁いだ長女から家族LINEに写真が送られてきた。
その写真は土日の休みに娘夫婦2人で旅行に行った写真だった。その地は10年ほど前に家族4人で旅行した思い出の場所だった。
その写真と同じ場所で撮った10年前の写真も続けて送られてきた。
懐かしい!それぞれ小・中・高校生だった。
離婚して間もない頃で初めて家族で遠出の弾丸ドライブ旅行だった。宿泊は金銭的にしんどかったので日帰りドライブだった。片道約300キロ、もちろん往復途中の寄り道も含めると走行距離は優に700キロをオーバーしていた。目的地先でゆっくりと時間を取れるように出発は早朝3時半。今でも鮮明に覚えている。
この頃はまだ娘達は運転出来なかったので運転は一人。楽しいが先だったのでちっともしんどいとは思わなかった。
今では、それぞれ個々であちこち旅行している。
これは母である私からのアドバイスなのだった。
私は学生時代たっぷりあった時間とお金を無駄に飲み会に使っていた。毎日のように仲間と飲みに行き、カラオケ、ボーリングに時間を使っていた。
楽しい思い出だけど、何も残っていなかった。学生の飲み会は楽しいだけで何も残らない。全く行くなとは言わない。なぜなら人脈は大切だから。ただ、飲み会以外の場でも人脈は広げられる。娘達には飲み会よりも旅行にお金を使いなさい。と私自身が今感じていることを伝えていた。
夏休みの宿題
写真を見て皆がそれぞれ懐かしいなどと会話していると、続けて動画が数個送られてきた。
その動画はどれも末娘がテーブルに漢字や計算ドリルを開いている動画だった。
動画を撮っていたのは長女だった。「2ページから31ページまで何ページあるん?」
怒る長女。「30ページ。。。」バツの悪そうに答える末娘。
夏休みの終わりにまだ宿題が山ほど残っていた修羅場を動画に収めていたのだった。こんなありふれた(?)日常の切り取りが10年経った今家族LINEに蘇った。悲壮な面持ちの末娘。皆で大笑いした。
三人娘はそれぞれタイプが違った。長女も宿題はギリギリまでやらなかったが、なんとか要領よく乗り切っていた。次女はコツコツと終わらせ、末娘もまたギリギリまでやらなかった。
ただ、末娘には姉が二人もいた。時に味方になってくれるが時にうるさいモンスターのような存在だ。末娘の性格上キツく叱ると萎縮してしまうので本人が「しないといけない」と自発的に動くようにと思っていたのだが、高校生になった長女にはそれが見てられなかったようだった。
夏休みの終わりが近づいた当時の我が家は修羅場と化していた。(笑)
余談。。。末娘が低学年の頃、通信教育のこどもチャレンジをやっていた。友達がやっていてどうやら付録が欲しかったようだ。1・2年続けたが、毎月提出する問題がどんどん溜まっていった。自分で始めたいと言ったのだからきちんとやるように話し合った。ある日、子供部屋の模様替えをするのに家具を動かした。すると後ろからこどもチャレンジの問題が山のように現れた。さすがに私も激怒した。末娘を呼び「自分からやりたいと言っておいて、本当にやる気があるのか?」と尋ねた。
末娘は泣きながらしばらく黙っていた。そして口を開き「ない」と答えた。
やる気があると答えると目の前の山のような問題プリントをやらないといけない羽目になる。やる気がないと答えるとさらに怒られるのが目に見えている。きっとこの沈黙の間にどちらを選ぶか彼女なりに考えて後者を選んだのだ。
ここで長女は前者を選び結局できませんでした。と私の怒りが治った頃を見計らって要領よく許しを乞うていただろう。
そんな長女は教える側の仕事に就き、姉の自由研究を仕上げていた次女はモノ作りの世界へ、宿題を溜めていた末娘は大学に入ったとたんスイッチが入り毎日勉学に励んでいる。
三者三様。何が正解かはわからないけれどその子に合った育て方がある。はっきり言えることは親の価値観にはめ込まないこと。一人一人と向き合って、個々を尊重することで自己肯定感が高まり、自分で道を切り開いていく力が身につきます。
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