あれから25年が経ちました。
25年前。ジェームスキャメロン監督の『タイタニック』が公開されて大ヒット
当時私も例外なくどハマりし、映画館で5、6回観ました。
お腹の中に長女を連れて何度も何度も。
長女を出産する時、陣痛室でかけていたのもタイタニックのサントラCDでした。
その長女がもうすぐ25歳。
25年の時を経てまたまた公開されたタイタニック。
今度はお腹の中ではなく隣に座っています。
タイタニックが見せる階級社会
タイタニック号はローズやキャル達のような1等客の上流階級からジャックや移民などの3等客まで幅広い階級の人が乗れて浮かぶ階級社会と言われていました。
冒頭のシーンでそれが顕著に出でいて、同じ船に乗るのに乗船口がそれぞれ階級によって分けられています。
まず初めに目を引くのがそれぞれの衣装。
3等階級の人たちは皆パンチング帽をかぶり服の色もくすんだ色目になっているのに対して上流階級の人達の帽子はご婦人方はつばの大きな飾りの着いた帽子、男性は丸唾の着いた帽子を被っています。
ローズ達の階級が分かるのが搭乗シーンで1等客は荷物搬入口から荷物を入れるのでほぼ手ぶらで乗船するのですが、ローズ達御一行は使用人が荷物を持って自分達の荷物と共に乗船します。
これはローズ(婚約者のキャル)が1等客の中でも特別階級であることを表しています。
当時の上流階級の人達はなるべく肌を見せないので婚約者のキャルも皮の手袋をしています。
腕を組んで入るローズも手袋をしていてそこでもお互いの距離感が表されているように感じます。
登場人物はほぼ実在の人
タイタニックに関する資料は多く残されているので映画の中でもほぼ実在の人物が描かれています。
そこに物語の主人公となるローズ達をどこに泊まらせようか。
偶然にも?2つある最高級スイートルームの1つが前日にキャンセルされて実際には空き部屋となっていたのでローズ達はその52、54、56号室に泊めることができたようです(*^^*)
過去に見たタイタニック関連映画のどれもが主人公を除いて登場人物ほほぼ一緒でした。
そこからも実話で本当にこの人達がその時間生きていてタイタニックご沈む2時間15分余りをそれぞれがどう過ごしたか。彼らの生き様が垣間見れます。
タイタニックの上映時間
タイタニックの上映時間は187分(3時間7分)と長いのはジェームズ・キャメロン監督が映画の中にタイタニックの氷山衝突から沈むまで全ての時間を映画の中に落とし込みたかったからなのだそう。
こんなに臨場感溢れる自分も乗船しているかのような感覚に陥るのはリアルタイムで時間が進んでいるからなんですね( ˙꒳˙ )!
タイタニック沈没=階級社会の崩壊
そしてこの大きな沈まない船と言われた豪華客船(=浮かぶ階級社会)が沈むことに重ねて階級社会の崩壊をも描かれています。
避難する時の様子ままさに階級社会が浮き彫りにされています。
三等客室の人達は閉じ込められてしまうなんて!
パニックを避けるには1つの方法なのかも知れませんがなんとも表現し辛い(←語彙力の無さに反省)気持ちになります。
ジャックとローズのラブストーリー
そんな背景の中、2人のラブストーリーが展開する!
17歳のローズは婿探しの為?(←劇中に母親が言う「女性は婿選びの為に大学へ通う」ってセリフ)にイギリスの学校にいたところ、キャルとの縁談が決まり楽しかった学生生活を終え、アメリカへ帰らされる→ローズにとって豪華客船は奴隷船のようだった。
一方、19歳のジャックは絵描きになるためにイギリスへ来ていましたが未だ芽も出ず根無し暮らしをしていたところラッキーにもタイタニックのチケットが手に入ります。
故郷のアメリカへ帰れると喜ぶジャック。
気の進まない結婚の為アメリカへ連れ戻されるローズ。
2人のテンションの差。。。
劇中でも婚約者キャルのローズに対する理解度のなさ。
部屋に絵画を並べるとこでぶちかましてきますね(^^;
ローズの好きな絵画を「落書き」と見下す。
本当に腹が立ちます!
ちなみにここでローズが並べているのは、モネやドカ、ピカソの超有名な絵画。
本当にタイタニックに持ち込まれていたらな現在は存在してないですね(^▽^;)
ジャックはローズの持つ内面をいち早く見抜き窮屈な階級社会からローズを自由の道へと連れ出そうとします。
1度はローズにもう来ないでと言われても、ローズを諦めない強い想い。
ジャックの持つ生き抜く力。
大切な人を最後まで守り通す強い想い。
※船が沈んだ後にローズが乗っていたドアにジャックも乗れるのに!と言う声をききますが、初めジャックも乗ろうとすると、バランスを崩しグラついてローズが落ちかけるんです。
なのでジャックはローズ1人を安全なドアの上に乗せ、自分は水中で待つんです。
ローズが酷いのではなくて、ジャックのローズを思う気持ちなんです。
ローズにこの先、たくさんの子どもを産んで、馬に跨り、縛られることなく自由な人生を歩んで欲しいという願い。
それに応えて生き抜いたローズ。
この出来事を84年間誰にも言わず1人胸の奥にし舞い込んでいたローズ。
最後あの『碧洋のハート』を海に返すシーンは今まで自分の胸の中だけにあった当時の出来事を全て話し、想いを海に返したんだと思います。
感想
25年経っても変わらない思いいや、それ以上の思いでこの映画を見ることが出来ました(*^^*)
あの当時、お腹の中にいた娘が隣に座っている。コレはものすごい時の流れを感じずにはいられませんでした(*´˘`*)
また1つ私のタイタニックにまつわる思い出が増えました(*≧∀≦*)
今度見る時はどんな状況で見る事になるのか楽しみです♬
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