いろいろな子ども達を見ていて思うことは、子どもは親を選ばないというけれど、もっともっと母のお腹に宿る前、たくさんのライバルの中から勝ち抜いて生まれて来たのはあなただよ。
そこまで遡ってしまうと記憶も意思もクソもないが…。
それでもやはり、育った環境はその子の将来にかなりの影響を及ぼす。
初めは両親。
一番身近な存在で、一番影響力がある存在だ。
その小さな家庭という社会の中でどれだけ愛情を受けるかで大きな差が出る。
保育園、幼稚園、小学校に上がるとそこで関わる先生やお友達、その他の人々達の影響も計り知れない。
小学生の間はあまり気にならないかも知らない。一生気にせず暮らしていく人もいるだろう。
高校や大学になると地元を離れて隣町やまた、遠くの学校などに入学することもある。そうなると今まで以上に育って来た環境の違いが浮き彫りになる。
地元を離れて感じる違和感だったり、驚きもある。
自分が育って来た環境が自分の理想や憧れとは違う場合、よく言われる「親ガチャ」に失敗したのでもう手遅れなの?
いや、決してそうではない。
そこで違いに気付き、自分なりに理解して「自分はこうありたい」と自らが少しでも自分の理想に近付けるように、日々の行いを変えるように気を付ければカバーできる。
問題なのは、「気付き」があるかどうかだ。
そこに気付かなかったら、「うちは〇〇だったから…。」「〇〇みたいに恵まれてないから…。」なぁんて、いつまでも自分の過去に言い訳をして生きていくことになるだろう。
我が家もそうだ。「母子家庭だから…。」「お金がないから…。」なんて自分の環境を言い訳にしていると何もできなくなってしまう。
できなくなるだけじゃなくて、「〇〇だから…できない」と言い訳していろいろな可能性、道を塞いでしまう。
育った環境は大切だ。けれど、それは本人の「気付き」と「努力」で克服できる。
嫉妬や羨ましいがるのではなくて、自分に足りないものを見つけ、自分自身補えるように努力することが大切だと思った。
コメント