オペラの演奏会に招待された『フィガロの結婚』は吉本新喜劇的なドタバタ喜劇⁉︎

日々の出来事
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子ども達が成長するにつれてママ友もそれぞれパートから社員になってバリバリ働くようになったり、連絡も途絶えて疎遠になったり…。

それでも子どもの小さい頃からずっとこの場所に住んでいるので引っ越しをしない限り皆さんご近所にいます。道端でバッタリ!なんて事もたま〜にあったり…( ´▽`)ノ

そんな時はテンション上がりますね(笑)

そんなこんなで気の合うママ友とはかろうじて繋がっています。

その関係で長女の後輩で声楽をやっている娘さんのオペラ公演を鑑賞してきました(*ˊᵕˋ*)

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フィガロの結婚

演目は「フィガロの結婚」

モーツァルトが30歳の時に書かれた喜劇のオペラです!

「クラッシック」「オペラ」と聞くとなんだか敷居の高い気がしませんか?

全然そんな事ないんです!

ちょっと歌い方が違うだけ。男女のいざこざは今も昔も変わらないんですよね〜。

それをユーモアたっぷりに現代の吉本新喜劇のようなドタバタ喜劇にし、美しい音楽で表現してしまうモーツァルトはやはり天才です(*ˊᵕˋ*)

ストーリー

舞台は18世紀のスペイン セヴィリヤのアルマヴィーヴァ伯爵の館。

第1幕

伯爵の家臣フィガロと小間使いスザンナは婚礼の準備をしています。

妻がありながらスザンナを狙っている伯爵。

初夜権(領主や司祭などが婚約をした新婦と先に初夜を過ごせる権利←なんちゅう酷い権利やねん(-᷅_-᷄))を復活させてスザンナと一夜を過ごそうと企んでいます

※現代ではありえない権利ですよね〜!昔って本当に偉い人の好き勝手で何でもありの時代だったんですね…

その事を知ったフィガロは、夫の冷たい態度に悩む伯爵夫人の協力を得て伯爵を懲らしめてやろうと作戦を練ります。

第2幕

その策略とは伯爵に仕える少年ケルビーノにスザンナの服を着せて、伯爵が夜にスザンナのもとへ訪れた時に入れ替わって驚かせようというものでした。

伯爵夫人の協力のもとスザンナがケルビーノに女装させていました。

そこへ急に伯爵が現れて現場は大混乱。

結局、フィガロの作戦は失敗に終わります。

そこにフィガロにお金を貸していた女中頭のマルチェリーナと医師バルトロがやってきて「フィガロが借金を返せなければ私と結婚する約束をしているのよ」と言い出す始末。

フィガロとスザンナの結婚の雲行きが怪しくなってきました。

第3幕

しかしここで孤児だったフィガロが実は…

セビリアの医師バルトロと女中頭マルチェリーナが若かりし頃、燃え上がった末に2人の間にできた子供だったことが発覚!

マジで⁉︎Σ(  Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙そんな事ある???な展開

そして医師バルトロと女中頭マルチェリーナ、フィガロに加えスザンナの4人が意気投合し、無事に結婚することが出来ました。

一方伯爵は懲りずにスザンナを誘惑し続けています。

見かねた伯爵夫人は今度は自分がスザンナの服を着て伯爵との密会現場に向かうことにします。

第4幕

約束の夜、伯爵はウキウキして待ち合わせの裏庭へやって来て…

そしてスザンナに変装した伯爵夫人とも知らず甘い言葉を囁きます。

ここでフィガロとスザンナも伯爵夫人のために一芝居。伯爵夫人に変装したスザンナをフィガロが口説きます。

それを見た伯爵は怒り浸透!

屋敷中の人を集めます。

そこでネタばらし(笑)

びっくりして謝り、深く反省する伯爵を夫人は寛大な心で許してあげてめでたしめでたし(*ˊᗜˋノノ*✭パチパチ

…とこんな感じのドタバタ喜劇。

ただ、この「フィガロの結婚」素晴らしいけどとにかく長い( ̄▽ ̄;)

フルで鑑賞するとざっと3時間はあるんです…

今回のようなハイライト上演だと初心者の方は見やすいですね(*^^*)

ケルビーノの恋心

第2幕のNO.12「ケルビーノのアリア」が可愛いんです♡見事恋心を歌い上げるんです。

恋とはどんなものかご存知の方々
僕の恋を聞いてください
僕が感じていることを打ち明けます
初めてのことでよく分からないんです
僕は憧れを感じています
それは喜びであり苦しみです
凍る思いの後に魂は燃え上がり
またすぐに凍ってしまいます
幸福を自分の周りに求めても
誰が持っているのか分からない
ため息を付き悩み胸はときめきます
夜も昼も 心は安まらない
でも 悩むのが好きなのです
云々…♬

結構有名な曲なので聞いた事がある人も多いと思います(*^^*)

私も今回初めて日本語訳を知り、純粋で可愛い♡「分かるよ!その気持ち」って遥か遠い昔を思いました(笑)

モーツァルトってこんな人

モーツァルトって本当にお茶目な人ですね〜

小さい頃から馬車に揺られあちこち演奏の旅をして回ってたモーツァルト。

天才と言われている彼。

幼い頃にはあのマリーアントワネットに「大きくなったら僕のお嫁さんにしてあげる」とプロポーズしたくらいの女好き

母親に宛てた手紙にも、う○ちやク○など「ピー」の入る小学生が大好きな下ネタ炸裂!下品な言葉のオンパレード!

おふざけし、高らかに笑い…

愛されキャラ?だったのでしょう←少なくとも私は大好き♡

そんな彼も26歳の時にコンスタンツェと結婚。

結婚してからはギャンブルやお酒に溺れパーティ三昧。借金返済のために曲を書き、また豪遊。まぁ、旦那様にすると奥さんは苦労してしまうタイプの人ですね( ̄▽ ̄;)

35歳という若さでこの世を去るまでハチャメチャな人生を送りました。

今回の「フィガロの結婚」はモーツァルトが27歳の時に生まれて間もない長男を亡くし、28歳で第2子が生まれ、その子が2歳の頃にオペラです(*˙︶˙*)ノ゙

ステージの後は…

ステージの終わった後は知り合いの娘さんに花束を渡し、恒例の記念撮影!

まぁ、大抵こういった舞台がある時は御家族の方や親戚の方、お世話になった先生方が観に来られていて、ステージが終わった後は本人はもちろん母親もその挨拶やら撮影会で大忙しなんです。

なので、写真に華やかさが出るように早々に花束を渡し、感動と素晴らしかったと感想を伝え、せっかくなので綺麗な衣装を着た娘さんと写真に収まりそそくさと退散です(^◇^;)

今回は学生の演目で時間も限られていてハイライト上演だったのですが、「フィガロの結婚」の面白さは十分に伝わりました。

学生の舞台とはいえ衣装も貸衣装で借りた立派なものでステージセットも豪華でこんなオペラが鑑賞できるなんて本当に母親やってて良かった〜って豊かな気持ちで帰路につきます。

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